自動車やバイクなどのイタズラや盗難防止を目的に、様々な警報装置が販売されています。その仕組みは、何らかの振動や衝撃を感知して警報音を鳴らすものが中心です。私達は、自動車を保護するカバーと連動した警報装置が作れないかと開発を進めるなかで、従来のセンサー技術ではカバーに適した警報装置ができないことが判明しました。「商品が認知されれば警報装置がどこにセットされているかわかってしまう。」「異常を検知して警報音が鳴るだけでは意味がない。」「自宅やスマートフォンに異常を知らせる機能が欲しい」「カバーを装着している時だけでなく、買い物など駐車中も使える警報装置が欲しい」こうした開発目標を実現するために、2014年から1年間の開発期間を経て、世界初のセンサー技術と警報装置が完成しました。カバー装着後に、リモコンキー(受信機)で警報装置を作動させます。カバーのどこに異常があってもセンサーが感知します。警報音を鳴らして威嚇すると同時に、自宅のリモコンキー(受信機)に異常を知らせます。将来的には、スマートフォンに異常を通知する技術を完成させます。買い物や旅行など、カバーを装着しないで駐車している時にも警報装置を作動させます。市街地であっても、およそ500mの範囲で感知する送信機と受信機を完成させました。私達は、この防犯装置を組み込んだ自動車カバーを、まずは日本のユーザーへ、次いでアジア圏のユーザーへ、そして世界の多くのユーザーへお届けして参ります。